今日の日記はちょっと毛色が違います。
新しいことを始めようと思ってます。
最近ブログを再開した私ですが
出演情報の他にもう一つ理由がありました。
それは父がちまちま書いていたノートを
デジタル化して世に出したかったからです。
父が書いていたのは、御文さんと呼ばれる浄土真宗の布教用読み物を、わかりやすく書き下したものでした。
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御文(おふみ)は、浄土真宗本願寺八世蓮如が、その布教手段として全国の門徒へ消息として発信した仮名書きによる法語。 (ウィキペディア抜粋)
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それを、土日になるとお寺に呼ばれて
集まったおじいちゃんおばあちゃんに分かりやすく説明する、てことをやってたみたいです。
平日はその下準備というか手頃なダンボール紙に何やらマジックペンで書きつけてたり。
私としては興味はあったんだけど、
なにそれーなんて聞いたが最後話が終わらない気がしたので、なかなか聞けず
結局継ぐこともなく父は亡くなったのでした。
私が悪いんじゃないぞ。
お父さんの話が長いのが悪いんやからな。
それから数年経って
実家でそのノートにふと惹かれてページをめくったとき
その長い長い文章が修正ペンなしにつらつらと書き連ねられているのを見て、私は思わず涙が出ました。
私なんか数行書いては修正テープが活躍するというのに、この集中力!
そのノートが何十冊も遺されていたのにも衝撃を受けたし、
本のタイトルが全部微妙に違うのもキモかった?し、
間が抜けてるにしてもナンバリングで60冊は存在してたのも、
もうショックでショックでしょうがなかったのです。
これをこのまま捨てられるのかと。
私にはこれは父が、言い過ぎかもしれないけど、命を削って書いたように見えたのでした。
こんなとこにあってもいつか捨てられるのなら、
ネットの海に載せて誰か興味のある人が見てくれたら、
このノートも令和まで残った甲斐があるのではないか。
そんな使命に勝手にかられてから、またこれが数年経ってるのですが
ようやく重い腰が上がり、キーボードを打ち始めたのでした。
興味のない方には面白くもなんともないコンテンツですが
ぼちぼちやっていくので、生温い目で見守ってやってください。